コロナ患者専用の特別護送車を降りるとすぐに裏口から病院内に、完全防護の看護師さんが迎えに来ました。エレベーターでは「中央に乗ってください」と、つまりまわりは触らないで、ということです。
(前回のお話)
病院内は歩くところも決められ、途中靴裏消毒もありました。早速コロナ専用と思われる診察室に通され、検温や血液検査、そしていくつかの測定が行われました。医者も看護師も優しい態度で普通に接してくれて、少し安心しました。そして「落ち着いたらホテルに移ってもらうかもしれません」と聞いて、さらにほっとしました。疲れや緊張もあったので早くベッドに行きたかったのですが、検査は思ったより時間がかかりました。
終わって一旦病室に行くと、4人部屋でした。隔離入院は1人部屋と思い込んでいたので、意外でした。
それでも各方面と連絡を取らなくてはならず、病室では電話できないので、何度も看護士さんにお願いをして、別室を使わせてもらいました。そのうちに空いている個室を一時的に使わせてくれることになり、運良くそのまま使わせてくれました。
コロナ患者のCTスキャンやレントゲン等の検査は、一般患者の診察が終わってからになるので、夕方6時くらいになりました。
そして夕食、考えてみれば自身初めての入院生活。冷めた病院食は味も今ひとつで、量も足りません。でもよく言われるコロナの症状の1つ、味覚はしっかりありました。熱は上がったり下がったり、38度後半まで上がりました。咳はそれほど出ませんでしたが、熱と頭痛、ダルさと空腹で夜はキツかったです。解熱剤を飲んで熱を下げましたが、なかなか眠れませんでした。
熱が下がっても、すぐに上がるのがわかります。未知の病気との戦いを実感しました。
(次回に続く)

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