「失うものがある人」と「ない人」ではコロナ感染の負い目は全然違う

感染者のひとり言

(以下はコロナから回復して約5ヶ月が経った2021年春に書いたものです)

コロナ感染から退院して5ヶ月が経ち、当時を少しずつ振り返るようになりました。家族や職場に迷惑をかけてしまい、「今すぐ消えていなくなってしまいたい」と負い目を感じてどん底に落ち込んだ日々のことは、今でも忘れません。



多くの人が「精神的後遺症」に未だに悩まされていると聞きます。

自ら命を立ったり、家族で引っ越ししたりするケースも多かったですから、それがどれだけのものか、コロナに感染しなくても想像できると思います。

しかし、先日やはりコロナに罹った人と知り合い、話を聞いて何故私がそこまで追い詰められたのか、わかりました。

彼は「同居していた兄が陽性になり検査を受けた結果自分も陽性で隔離されました。症状は全くなく、ホテルの隔離生活中はゲームばかりやっていました」と。

彼は独身の20代、同居の兄以外に家族はいません。現在失業中です。だからコロナに罹っても誰にも負い目を感じることはありませんでした。

人生は失うものがない人の方が負担が少ないのです。それで人生が豊かかどうかはわかりませんが・・・私は自分が陽性になった時に真っ先に思ったのは家族のことでした。

家族が陽性になっていないか、陰性でも子供達が2週間学校に行けなくなる、近所で噂になって、いじめに合わないだろうか・・・妻も2週間仕事に行けなくなって色々言われているのではないだろうか・・・

仕事先の店舗も1日休業して消毒行ったと聞き、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

今、お年寄りと若い人の感染が増えていると聞きます。若い人は同居家族に高齢者がいる場合を除き、やはり「失うもの」がないから感染予防にあまり熱心ではないのだと思います。

「失うものがある人」と「ない人」ではコロナ罹患の負い目は全然違うと実感しました。

救いようがなかった老人達の信じられない行動
2020年から始まった新型コロナウイルスの感染拡大は、一時的に減少したり、拡大したり、波を繰り返しながら今日(2022年)に至ります。政府の政策も評価に値するものは少ないように思います。

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